立川談春『赤めだか』|落語を知らない人にもめちゃ面白い

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こんにちは。落語が好きな あさよるです。

今回、『赤めだか』を読んだんだけど、きっかけは、米津玄師さんの『死神』のMVだったのかもしれない。

これきかっけで、YouTubeで「死神」の動画なんかをいくつか見まして、その流れで、「落語と言えば、やっぱ立川談春さんの『赤めだか』は名作だよなあ」とか思い始めて、手に取った次第です。

本当は、本じゃなくて談春さんの高座が見たいんだけどね~ (´・ω・)(・ω・`)ネー

落語を知らない人/興味のない人にもおすすめしたい!

著者は落語家さんですが、落語の知識のあるなしは関係なし。

落語を知らない方/興味のない方にとっても、『赤めだか』は良い本だと確信しています(`・ω・´)b

なんで良い本なのかを説明します。ポイントは2つ!

立川談志という天才を間近で目撃してしまった遭遇記

『赤めだか』は落語家の立川談春さんが、立川談志さんに入門して、真打になるまでのお話です。

特に、前半の前座時代のお話は、師匠・談志とのエピソードが満載。師匠の言動は弟子たちからすれば奇想天外で、振り回されっぱなし。夢を持って入門してきたのに、夢をあきらめてゆく兄弟弟子もいる。

そう、師匠・談志は天才なのだ。

そしてこの『赤めだか』は天才に惚れ、天才を間近で目撃した目撃譚なのだ。

我々凡人は、普通に生きていても天才なんてすれ違うこともないだろう。そういう意味で、かなり稀有な経験をした人の話として貴重なのだ。

圧倒的な存在を前に、無力な談春少年の話は興味深く、そしてめっちゃ面白い。

「師匠」と「弟子」という関係性

2つめ。

友達とも、家族とも、恋人とも違う、「師匠」と「弟子」という関係性。多くの人にとっては縁遠いものです。

仕事上で先輩後輩や、上司や部下という間柄はあるけれども、「師匠」と思うべき存在に出会える人って稀なんじゃないでしょうか。

談志師匠は……なんで表現したらいいんでしょうか。他人事として読んでいる分には、奇抜でおかしくて、時々愛らしくて……というように読めるんですが、実際のところはそんな言葉じゃいい表れない関係なのだろうとも推測できます。

師匠と弟子の関係性については、内田樹さんの『先生はえらい』なんかもおもしろく興味深かったです。あわせてどうぞ。

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赤めだか

  • 立川談春
  • 2008/4/20
  • 扶桑社

目次情報

第一話 「これはやめとくか」と談志は云った。

第二話 新聞配達少年と修行のカタチ

第三話 談志の初稽古、師弟の想い

第四話 青天の霹靂、築地魚河岸修行

第五話 己の嫉妬と一門の元旦

第六話 弟子の食欲とハワイの夜

第七話 高田文夫と雪夜の牛丼

第八話 生涯一度の寿限無と五万円の大勝負

特別篇その一 揺らぐ談志と弟子の罪――立川流後輩たちに告ぐ

特別篇その二 誰も知らない小さんと談志――小さん、米朝、ふたりの人間国宝

解説 福田和也

立川 談春(たてかわ・だんしゅん)

昭和四十一年、東京都生まれ。昭和五十九年、立川談志に入門。平成九年、真打昇進。「林家彦六賞」「国立演芸場花形演芸会大賞」「彩の国拾年百日亭若手落語家シリーズ大賞」等々、多数受賞。平成十八年、東京・池袋で「談春七夜」と銘打った七夜連続独演会を敢行、話題を呼んだ。落語CDに「20年目の収穫祭」「来年3月15日」

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