わたしは印刷会社の見学をした経験があります。
というのは就職活動をしていた頃、会社訪問した先が印刷会社だったからです。
丸一日かけて、業務内容や勤務形態などに合わせて、印刷物がどのように出来上がってゆくのかを複数の工場を移動しながら見学しました。
結局、ご縁がなく訪問はそれっきりでしたが、印刷物にかかわる一通りの業務を見学できたという、良い経験をさせていただけました。
印刷屋さんのおしごと
お客さんが印刷をして欲しいデータを持ってきます。それは、パソコンで作ったデータのこともあれば、写真や手描きの絵が持ち込まれることもあります。
そのデータを元に、版を作り、印刷をします。印刷した紙をきれいに裁断し、本の形に組み立てます。
今は多くの工程が機械で出来るようになったとはいえ、人の手が加わっていました。
デザイン屋さんのおしごと
その後、印刷データを作る側の仕事をしました。
出版物に使われるイラストや写真を扱う仕事もしました。
自分の経験を通じて、一冊の本やチラシ一枚、パンフレットが完成するまでに、たくさんの人が関わっているのだと知りました。
木を切ってから、本屋さんへ並ぶまで
『本について授業をはじめます』では、一冊の本が私達の手元にやってくるまでのことが、もっと詳しく紹介されています。
木を切って、木の繊維で紙を作ることころから、本屋さんへ並ぶまで、どんな仕事をしている人がいるのでしょうか。
これからが楽しみな「電子書籍」
今、紙を使った本だけではなく「電子書籍」も普及し始めました。
私も、新たに買う本の半分以上は電子書籍です。紙の本の良い所はもちろんありますが、電子書籍の良い所もあります。
それぞれの良い所を上手に利用しながら、私達の読書環境が更に良くなるだろうと、これからの本を巡る環境がとても楽しみです。
読書は「本」だけじゃない
これまでは、本屋さんや古本屋さんで本を買って本を読んでいました。立ち読みもしましたし、購入もしました。
図書館で読んだ本もたくさんあります。
更に、電子書籍で買って読む本もあれば、無料の書籍も読みました。
「同人誌」という、有志が集まって自分たちで本を出版している人たちもいます。
インターネット上で公開されている文章やマンガも読みました。
「読み物」は本屋さんで並んでいる書籍だけに限りません。自分が日頃、どんな媒体でなにを読んでいるのか、改めて振り返ってみたいですね。
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本について授業をはじめます
永江 朗
少年写真新聞社
(2014)
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