こんにちは。ダイエットが終わらないあさよるです。予定では、今頃洋服のサイズもダウンしているはずなんだけどなぁ~(・・?
昨年末に体組成計を買い替えて、より詳しく体調のログを取るようになって「ヤバイな…」と焦っています。が、良くも悪くも変化がなく更に焦っています。藁にもすがる思いで『最強の食事』を手に取りました。「シリコンバレー式」ですよ。効きそうに思いませんか?(苦笑)
自分をハッキング!最強の食事
著者のデイヴ・アスプリ―さんは20年前、若き起業家としてシリコンバレーで億万長者になりました。が、体重が140kgもあった……!30歳になる頃には血液はドロドロ、医師から遠くない将来、脳卒中か心臓発作で死ぬだろうと宣告されていました。しかし多忙のアスプリ―さんには医師の言葉は届かない。しかし、いつも疲れ消耗しきっていて、鼻炎や喉の炎症が治らず、頭はずーっとボーっとしていたと振り返っています。
体調不良で頭がボーっとしていては、思うようなパフォーマンスもできません。起業家としてコンディションを整えなければならず、ついに自分の体を「ハック」に乗り出したのでありました。
さすがシリコンバレーの億万長者になる優秀な人です。いざ「ハック」に取り掛かると徹底的で、網羅的。自分の体で実験をし、データを集め最適解を導き出します。本書はその成果宝庫の内容なのです。
これって〈加減〉の話?
巷で語られるダイエット法や、食事に関する思い込みも1つずつ暴いてゆきます。
例えば、糖質制限ダイエットは日本でも流行っていますね。本書では炭水化物をセーブすることは推奨していますが、しかし、全く炭水化物を摂取しないのもよくないと語ります。オススメは、夕食に炭水化物を摂取すること。睡眠時にも脳は働きますから、寝ている間の糖分を摂取しておく必要があるからです。
また、毎日ジョギングをする必要はなく、月に4回程度トレーニングをすることを掲げています。有酸素運動で脂肪を落とすのではなく、筋肉量を増やし代謝を上げます。また、バターや肉も、食べ方次第で優秀な食品ですし、悪者にされがちなコレステロールだって、ある程度は人体に必要なものなのです。あるいは、健康のために飲んでいる牛乳や豆乳は、みんなが思っているほど体に良くなかったりもする。
要するに〈加減〉のものなんじゃないのか?と思い至りました。肉ばっかり食べていてはいけない。しかし、全く肉をカットする必要もない。フルーツやナッツは、みんなが思うほど安心安全でパーフェクトな食品ではない。だからといって、食べなければいいわけでもない。〈加減〉が大事ってこと?
目標〈一日30品目〉の理由を知った…
本書の後半では、(アメリカでは)一般的な食品を〈完全無欠〉〈やや注意〉〈ハイリスク〉の3つに分けて紹介されています。表にも分けられていて分かりやすいのですが、じっくり見ていると意外な食品がたくさんあります。
例えば〈ハイリスクの野菜〉は、トウモロコシ、キノコ、缶詰野菜、大豆、など、トウモロコシと大豆は、アメリカでは遺伝子組み換えのものが出回っていることも理由です。が、大豆は人のホルモンに作用するため摂りすぎ注意と呼びかけられています。大豆を他の食品(主に肉)と置き換えると、量が多すぎるようです。
〈ハイリスクの脂肪・油〉はマーガリンや人工トランス脂肪を含んだモノはもちろんですが、ひまわり油や亜麻仁油、サラダ油も含まれていました。これらは酸化のしやすさがリスクとして考えられているようです。
こんな感じであらゆる食品を項目ごとに〈完全無欠〉〈やや注意〉〈ハイリスク〉の3つに分けられているのを見ていると、「まんべんなく食べる」ことの大切さに気づきました。先程も書きましたが、摂取する食品は〈加減〉が大事です。ハイリスクだからといって食べてはいけないわけではありませんし、〈完全無欠〉と取り混ぜながら食べるべきです。
あさよるが小学校で「一日30品目食べましょう」とか「赤青黄色と彩りを考えて食べましょう」「主菜、副菜を考えよう」とか習いました。これって、食品の品目を増やすことでリスク回避しているのかな?と思い至ったのです。少ない品目だと〈ハイリスク〉の食品ばかりの食事もあるでしょうが、品目が多ければその可能性が減ります。
面倒臭がらずに〈30品目〉頑張ってみてもいいかもな……。
ずーっと続ける体調管理
〈最強の食事〉を中心に、適度な運動と十分な睡眠を取るだけで、体のむくみがなくなり、ズボンのウエストが楽になるだろうと紹介されます。そして、体が軽くなったなら、大いに焼肉を食べ、ビールやワインを飲めばよろしい!すると数日後、体が重く感じたり、ウエストがきつくなっている自分に気づくだろう……。
と、「んじゃ意味ないじゃん!」と思うのですが、そうじゃないんですね~。その、ウエストがきつく体が重く、むくんだ状態が〈普通〉だった頃は、焼肉とビールで乾杯しても不調を感じなかった。しかし、一度〈快調〉な状態を知った後は、体の変化に気付き〈不調〉に思えるんです。
「あれ、体が重いなぁ」って気づく。これ、健康になってみないと分からない。だから、自分の体をハックして、〈健康な状態〉を知ってみる。すると、不健康な状態がわかるようになる。
〈最強の食事〉を実践すれば自分の感覚で体調管理が可能になれば、しんどい&つらい延々と続く苦行のような〈ダイエット〉じゃなくなるのでしょう。それ、(・∀・)イイネ!!
続けるためには苦しくてムズカシイのはいけません。最初に〈ハック〉しちゃえば、あとはその場その場で対応してけるのかも。
シリコンバレー式 自分を変える最強の食事
目次情報
はじめに
痩せてIQがアップする食事僕は自分の体を「ハック」することにした
脳施設からチベットの奥地まで、世界のダイエットを研究
低炭水化物、低カロリー、菜食主義……いったい何が正しい?
30万ドル以上を費やしてわかったこと
IQは「食べ物」しだいで変わっていくChapter 1 あならの食事をバイオハック!
減量と人生のアップグレードをする方法あなたのパフォーマンスを下げるものの正体
加工食品のせいで脳がうまく働かない
野菜がもっている「自然な毒」
ナス科が頭痛、関節痛を起こす――レクチン
穀物やナッツ類はもろ刃の剣――フィチン酸
生で食べると危険な野菜は?――シュウ酸
「見えないカビ」が頭を鈍らせている――カビ毒
なぜコーヒーを飲むとだるくなったのか?
「オーガニック」がつねに良いわけではない
低炭水化物ダイエットは「カビ」を減らすから効く
データは「従来の常識」と正反対だった
「空腹ホルモン」をハックする
頭の回転が速くなり、記憶力がはっきり上がる
あなたの体を「解毒マシン」にする
痩せるか太るかは「腸内細菌」で決まる
ポリフェノールが「痩せ型」細菌を増やす
「通説」を徹底的に配した科学的なダイエットChapter 2 その習慣でいいの?
思いがけないデブ、ヘタレ、バカの原因ダイエットの神話1:体重が減らないのは「努力が足りない」せい
ダイエットの神話2:空腹を「我慢」すれば痩せられる
ダイエットの神話3:「低脂肪ダイエット」は健康的
ダイエットの神話4:「脂肪」を食べると太る
ダイエットの神話5:「カロリー」を減らせば体重は落ちる
ダイエットの神話6:フルーツは体に良い
ダイエットの神話7:減量には「長時間の運動」が必要
ダイエットの神話8:コーヒーは体に悪い
ダイエットの神話9:「塩」が体の不調をつくる
ダイエットの神話10:「何事もほどほどに」が成功のカギChapter 3 カロリー計算をやめて、もっと脂肪を食べよう
脳は脂肪でできている脂肪を食べても太らない
「いい脂肪」「ダメな脂肪」とは何か?
タンパク質を食べすぎると頭がボーッとする
鳥肉は「低質のタンパク質」なので控えめに
どうタンパク質を選べばいいか、教えよう
ママは正しかった――野菜に「多すぎる」はありえない
炭水化物をカットすると、うまく眠れなくなる
「冷や飯」が善玉菌を育てる
「ゼラチン」がパフォーマンスを上げる
果物が「集中力とエネルギー」を奪う
「ダイエットソーダ」で血糖値が乱高下する
遺伝子組み換えは何が問題なのか?
「植物油」はヘルシーではない
パンを「一切れ」食べると、時間差で悪影響が出る
「小麦」を食べだすと平均身長が低くなる
なぜ「乳製品」のほとんどがダメなのか?
ミルクは「低温殺菌」で、健康問題の元凶になる
チーズの「40%」にカビ毒が見つかっている
「カロリー計算」をする意味はないChapter 4 同じものでも「食べる時間」で毒になる
なぜ朝、ヨーグルトを食べると太るのか?シンプルに「食べるタイミング」を変える
パフォーマンスを最大化する「ベストの朝食」とは?
カフェインが脳を守る
「腸内細菌」を飢えさせると、脂肪が燃える
体内の「痩せ型」細菌にえさをやる
良いコーヒーを選ぶ「基本ルール」
こまぎれの「断食」で集中力を上げる
腹を空かさずに「ぜい肉」を落とす
運動なしでも「引き締まった体」になれる
空腹になる食べ方、ならない食べ方
朝、ヨーグルトを食べると太る
炭水化物は「夜」に摂るのが唯一の正解
「自食作用」で体の細胞をきれいにする
週1日、タンパク質を「ストップ」するChapter 5 睡眠をハックして、寝ているあいだに痩せる
使える時間が「16年分」増える睡眠法睡眠の質を上げて「寿命」を延ばす
一晩に6・5時間以上、寝るべき理由はない
使える時間が「16年分」も増える
食べ物で「脳を強化する睡眠」をつくる
科学の力で眠りを自在にコントロールする
質の高い睡眠をとるために「してはいけない」ことChapter 6 運動を減らせば、もっと筋肉がつく
週1の「たった15分」の運動で筋肉質になる体型は9割方「食べ物」で決まる
マラソンは「運動」とは呼べない
毎日走るより「週1で走る」ほうが効果的
「腹が空っぽ」のときに運動する
「20分以上」頑張ったら、むしろ害になる
ベストの運動回数は「月に4回」Chapter 7 ハイパフォーマンス・モードを「オン」にする
人が「最も健康になる」食べ方「カロリー不足」だと妊娠しない
腸を「低脂肪モード」にする
「悪い脂肪」は少し摂るだけでも大ダメージ
女性のためのバイオハック微調整
子供を「低炭水化物」にしてはいけない
コーンフレークは「性欲を抑える」ためにつくられたChapter 8 完全無欠ダイエット・ロードマップ
楽しく進める「オシャレ地帯」編「すべての食べ物」を3つに分ける
何をおいても「野菜」を食べる
完全無欠な野菜
やや注意の野菜
ハイリスクな野菜
「脂肪と油」が人のエネルギーを左右する
完全無欠な脂肪と油
やや注意の脂肪と油
ハイリスクな脂肪と油
「タンパク質を」で筋肉をつける
完全無欠なタンパク質
やや注意のタンパク質
ハイリスクなタンパク質
「乳製品」はあなたが思うほど良いものじゃない
完全無欠な乳製品
ハイリスクな乳製品Chapter 9 完全無欠ダイエット・ロードマップ
少し気をつけたい「怪しげな地帯」編「ナッツ」はココナッツ以外は安心できない
完全無欠なナッツ
やや注意のナッツ
ハイリスクなナッツ
「でんぷん」はときどき食べる
完全無欠なでんぷん質
やや注意のでんぷん質
ハイリスクなでんぷん質
「果物」は夜に食べる
完全無欠な果物
やや注意の果物
ハイリスクな果物Chapter 10 完全無欠ダイエット・ロードマップ
慎重に動くべき「危険地帯」編「調味料」は古いものを捨てるだけでも効果大
完全無欠な調味料
やや注意の調味料
ハイリスクな調味料
「甘味料」にいいものはある
完全無欠な甘味料
やや注意の甘味料
ハイリスクな甘味料
「飲み物」はコーヒーがいちばん
完全無欠な飲み物
やや注意の飲み物
ハイリスクな飲み物Chapter 11 ゆでれば「薬」になり、あぶれば「毒」になる
栄養は調理しだいで変幻自在あぶった肉は、禁煙と同程度のダメージを生む
完全無欠な調理法
やや注意の調理法
ハイリスクな調理法Chapter 12 空腹知らずで、「1日0.5キロ」痩せる
人生が劇的に変わる2週間プログラムどうやって「良い食材」をそろえる?
あなたの「ハイリスク食品」をつきとめる
合わない食事は脈拍を上げる
アレルギー反応から6時間「以内」にとる
どんな「おやつ」なら食べていい?
未知のパフォーマンスを手に入れる「2週間プログラム」
完全無欠メニュープラン
「完全無欠タンパク質ファスティング」メニュープラン
トラブルシューティングChapter 13 生涯「完全無欠」宣言
今後、必要なすべての情報をあなたは手に入れた
映画を観るときは、ポップコーンを食べればいい
合う食べもの、合わない食べものの見つけ方おわりに
アップグレードした人生でなすべきこと訳者あとがき
付録:完全無欠レシピ集
デイヴ・アスプリー [Dave Asprey]
IT起業家、マーケター、投資家、そして自分の心身を劇的に改造したバイオハッカー。ウォートン・スクールでMBAを取得し、eコマース(電子商取引)を史上初めて行うなどシリコンバレーで成功するも肥満と体調不良に。その体験から、ITスキルを駆使して自らの体をバイオハッキング(=数値化&徹底分析)、世界トップクラスの医学博士、生化学者、栄養士等の膨大な数の研究を総合し、自己実験に30万ドルを投じて心身の能力を向上させる方法を研究。その集大成が本書である。現在はブレットプルーフ・エグゼクティブCEOを務める。自らもIQを20ポイント上げ、50キロ痩せたその画期的なアプローチは、LAタイムズ、フォーブス、CNN、ABCニュース、ヴォーグ等、数多くのメディアで話題に。いまやハリウッドスターからトップアスリートまで数々のセレブリティが実践するなど、全米で大ブームになっている。医師のラナ夫人も著書を持つ健康のスペシャリスト。
栗原 百代(くりはら・ももよ)
1962年東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部哲学科卒業。東京学芸大学教育学修士課程修了。訳書に『相性のよしあしはフェロモンが決める』
コメント
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