こんにちは。ひとりぼっちの あさよるです。あさよるは一人行動が好きで、一人の方が気楽なんですが、『成長志向』を読んで、「あ、ホントは仲間がほしいのかも」と気づいてしまった。厳密にいえば、今この瞬間、あさよると同じように頑張ってる「仲間」がいるだろうと予想できるので、それだけでエア励まされるんですけどね。
自分自身が成長するためには、まず「成長しないマインド」から足を洗い、「成長するための環境」を整えます。このときに、共に成長する仲間がいると、脱落しづらくなります。
「成長」しやすい環境を
本書『成長思考』は〈成長しやすい〉環境を整えるための考え方やモチベーションが提示されています。自分が思ったように成長できないのは、成長できる環境ではないからかもしれません。まずは成長環境を整えるところから始めましょう。サクッと読みやすくて、元気が出てくる内容でした。
実践編としては、同著者の『ゼロ秒思考』がオススメです。A4用紙を使い、頭の中にあることを外に書き出し、見える化した思考を、手に取って管理をし、組み合わせてゆくのです。本書もその『ゼロ秒思考』のメソッドが使われているので、併せて読んでください。
成長できないメンタル
成長を阻害する心理的ブロックも紹介されています。これ、読むと大いに納得で、「あ~こんなこと言う人いるなぁ~」と自分のことを棚に上げて思います。それは……
「どうせ自分にはできない」
「前にも失敗した」
「誰も応援してくれない」
「すぐ足を引っ張られる」
これは自信喪失しているように聞こえますが、努力を放棄し、やらない理由を他人のせいにしているようにも聞こえます。誰が何か言うのかもしれないけれども、とことんまでチャレンジするまえに放棄しちゃうのってもったいないね、と語られています。たしかに。
楽しい、自信、好奇心、ポジティブ!
自分を突き動かし、成長を促す原動力はなんでしょうか。もうね、これはプラスの力なんですね。楽しい!自信が持てる!好奇心にかき立てられる!ポジティブ! こんなパワーが溢れている人は、確かにめっちゃなんでもできそう!
あさよるが意外に思ったのは、意欲や目標を持つために「ハードルを下げる」というもの。なんか、張り切ってムリ目な目標を掲げちゃうことってありますが、むしろ最初は低い目標を設定して、それを「達成」し、目標→達成を何度も繰り返すことが重要だそう。そう言われれば、テレビゲームやソシャゲは最初は超弱い敵から始まりますが、夢中になっちゃうもんね。
努力にも方向性があって、アサッテな方向に頑張っても仕方がない。それよりも、自分が努力を続けられる方向に進むのが大事なのかもしれない。そのために必要な原動力は「楽しい」や「好奇心」だったりする。
自信を持って行動できるように、予め準備や予習を怠らないでおきたいっす( ´∀`)b
コンディションと、仲間づくり
努力をするには、とにかく必要なのはコンディション。具合が悪ければできることもできなくなっちゃいます。楽しいことを続けるためのコンディション管理だったら続けられるハズ。
あと、なんといっても仲間づくり。今の環境に仲間がいないなら、サクッと環境を変えちゃってもいい。「成功しやすい環境」に自分自身を誘ってゆくイメージでしょうか。
行動するのは大変だし、変化が連続するのは苦痛に感じるかもしれません。だからこそ、成長は「楽しい」や「好奇心」の先にあるのでしょう。だって、「楽しくなくて退屈で大変で苦痛」って、なんにも魅力ないもんね。
昨日紹介した瀧靖之さんの『「脳を本気」にさせる究極の勉強法』とも通ずる話が多く、それぞれ「成長」と「勉強法」と違った切り口で楽しめました。
関連記事
成長思考 心の壁を打ち破る7つのアクション
目次情報
第1章 成長を妨げる心理的ブロック
「どうせ自分にはできない」/「前にも失敗した」
「誰も応援してくれない」/「すぐ足を引っ張られる」第2章 成長できたのはどんなときか
いつの間にかできるようになった
無理だと思っていたが、何とかやり遂げた
むずかしいチャレンジをしてうまくできた第3章 成長できなかったのはどんなときか
結局、新しいことにチャレンジできなかった
自身がなくてやり遂げられなかった
苦手意識に負けてしまった/劣等感に負けてしまった
悪循環が続いた第4章 成長するための出発点
1 成長したいという意欲と目標を持てること
2 成長への努力がある程度できること
3 「自分も頑張れば成長できるかも」という自信を持てること
4 好循環を生み出せること
5 あまりネガティブになりすぎないこと
6 ある程度は体調が維持できていること
7 仲間を作って一緒に頑張られること第5章 成長するための7つのアクション
アクション1 思い切ってハードルを下げる
なぜ目標を立てても実行できないのか
なぜ「低めの目標」がいいのか
休みながらでもやり続けるアクション2 つらくない努力、楽しくなる努力をする
努力はつらいもの?/どうしても継続的な努力が必要
つらくない努力なら継続できる
結果が出はじめると、どんどん楽しくなっていく
つらいかどうかは考え方しだいアクション3 自信を持つための工夫をする
頑張っている自分を褒める/小さな成功体験を積み上げる
褒めてくれる人と付き合う/自分を否定する人からは全力で逃げる
ありとあらゆる工夫をする/アイデアメモで自信を持つ
アイデアメモで心理的ブロックを打ち破る/アイデアメモの注意点アクション4 好循環を生み出す
好循環とは?/種まきをしておく
人を巻き込む/追い風を作り出すアクション5 ポジティブ思考を身につける
ポジティブな人ほど成長しやすい/ポジティブになるための工夫
どう見るかがすべて――アイデアメモの実践/ポジティブは伝染するアクション6 コンディションを維持する特別な工夫をする
自分にとってのベストコンディションを知る
意識してベストコンディションを維持する
必ず気分転換をする、体を動かす/いい加減さが大切
過度かどうか/何でも相談できる相手を見つけておくアクション7 人の力を借り、仲間と一緒に成長する
ひとりでできることには限界がある/仲間がいれば脱落しにくい
一緒に成長することができる/仲間のために頑張る
アイデアメモで仲間を作ろうおわりに
成長の実感/自信を持つ、自信を回復する
前向きな気持ち/自分を好きになれる
人にやさしくなる/成長の輪が広がっていく
赤羽 雄二(あかば・ゆうじ)
ブレークスルーパートナーズ株式会社 マネージングディレクター
東京大学工学部を1978年に卒業後、コマツで建設現場用ダンプトラックの設計・開発に携わる。83年よりスタンフォード大学大学院に留学し、機械工学修士、修士上級課修了。86年マッキンゼーに入社。経営戦略の立案と実行支援、新組織の設計と導入、マーケティング、新事業立ち上げなど多数のプロジェクトをリード。90年にはマッキンゼーソウルオフィスをゼロから立ち上げ、120名強に成長させる原動力となるとともに、韓国企業、特にLGグループの世界的な躍進を支えた。2002年「日本発の世界的ベンチャー」を1社でも多く生み出すことを使命としてブレークスルーパートナーズを共同創業。最近は、大企業の経営改革、経営人材育成、新事業創出、オープンイノベーションにも積極的に取り組んでいる。
著書に『ゼロ秒思考』『速さは全てを解決する』『ゼロ行思考 行動編』(いずれもダイヤモンド社)、『世界基準の上司』(KADOKAWA)、『世界一シンプルなこころの整理法』(朝日新聞出版)、『頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方』(KKベストセラーズ)、『7日で作る 事業計画書』(明日香出版社)、『頭を前向きにする習慣』(幻冬舎)、『マンガでわかる! マッキンゼー式ロジカルシンキング』『マンガでわかる! マッキンゼー式リークションリーティング』(SBクリエイティブ)、『すごい成果をあげているリーダーが実行している40の習慣』(PHP研究所)がある。
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[…] 『成長思考 心の壁を打ち破る7つのアクション』|低い目標を掲げろ! […]
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