私は、旅行をした経験が多くありません。
旅行する習慣も持っていないのか、あまり自ら遠くへ出かけたいと思うことも少ないです。
私にとっては、本を読むことが旅行の代わりになっているように思います。
読書という旅行は、どこの国へも、水の中へも、宇宙へへも旅立てます。
『中国茶と茶館の旅』を読んだよ
『中国茶と茶館の旅』を読んだならば、「中国へ旅行してきたよ」とでも言うのでしょうか。
数多くの中国茶の種類と、個性豊かな茶館が紹介された、カラーページの多い本でした。
日本にはない風景の中の茶館のしつらえや、茶道具も美しく、見ているだけでワクワクする本でした。
お茶の種類は、たくさんあります。
日本のスーパーで売られているだけでも、緑茶、抹茶、ほうじ茶、烏龍茶、紅茶、麦茶などなど、私達はたくさんのお茶の種類を知っています。
中国にあるお茶も同じように沢山の種類があり、味や香りがそれぞれ違い、楽しめるようです。
意外なことに、中国で最もポピュラーなお茶は緑茶だそうです。
日本の緑茶とは少し製法の違いがあるようですが、中国といえば烏龍茶ではないんですね。
読書旅行の残念なこと
本を読むと旅行した気分になれます。
しかし、読書旅行の欠点といいますか、残念なこともあります。
それは、美味しい食べ物や飲み物を味わえないことです。
本の中で、どんな味で、どんなにおいで、どんな食感で、どんな喉越しで……食べ物の事細かな情報が載っていることもたくさんあります。
しかし、食べ物の情報だけは、詳しければ詳しいほど、そのものを実際に味わいたくなってしまいます。
どんな味なのか確認できないことが、読書旅行の残念なことです。
これだけは、実際に旅行へ赴く必要がありますね。
関連記事
- 『日本茶の基本』を読んだよ
- 『おいしい紅茶の事典』を読んだよ
- 『マイセン―秘法に憑かれた男たち』を読んだよ
- 『一瞬でお料理上手になる ごはんの魔法』を読んだよ
- 『いちばんわかりやすい漢方の基本講座』|イラスト・図解で知る!
- 『喫茶とインテリア WEST』|待ち合わせは関西の喫茶店で
中国茶と茶館の旅
平野 久美子、 布目 潮フウ
とんぼの本
(1996)
コメント
[…] 『中国茶と茶館の旅』を読んだよ […]