『笑われる勇気』|オレの心はお金で買えます!

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こんにちは。蛭子能収さんの本をはじめて読んだ あさよるです。蛭子能収さんの人生論、処世術を知れる本です。蛭子さんの本を初めて読んだのですが、どうやら同様の人生訓のような本がたくさん出ているようですね。知らんかった。蛭子さんってそういう感じで受け入れられているんだ……。

本書での蛭子能収さんの考えや振る舞いを読んでいますと、一貫して「自分はなにをするのか」を判断し続け、そのせいで冷たく見られたり、空気が読めない認定されているようですね。でも、冷たく見られても、空気読めなくても仕方ない。「だって自分はこうだから」と自分は自分と割り切っています。

あと、笑っちゃいけないときに笑ってしまうという話は、むしろ周りの人が笑わしにかかっていて、蛭子さんのせいじゃなんでは……と思ったり。あさよるも「笑ってはいけない」と思えば思うほど笑ってしまうので、冠婚葬祭にはできれば出席したくないのですw そう、結婚式や披露宴でも、笑っちゃいけないところでツボに入ってしまってツライツライ。蛭子能収さんは、もはや葬式に呼ばれなくなったそうで、お互いにそれが良い結論じゃないでしょうか。

蛭子さんに人生相談してはいけないw

本書の読みどころは、蛭子能収さんの人生相談でしょう。全くQ&Aになっていないというスバラシイ仕上がり。蛭子さん勝手に競艇の話してるだけやんwwと草生えるんだけども、ふと「人生の本質」を語っているようような気がしてサブイボが立つ。たぶん気のせいだけど。

Q 夫の転勤で東京暮らし2年。幼稚園の息子のママ友といい関係が築けません。

(中略)コミュニケーション能力を高めたいのなら、フリー麻雀はいいです。見ず知らずの麻雀卓を囲んでいると、すごく緊張しますが、麻雀というゲームは、駆け引きがあったり、感情を押し殺したりと、人と人とのつながりの醍醐味を教えてくれます。
あっ、でも、この人、長崎の人ですよね。長崎県民は、開放的な人が多いんです。江戸時代に鎖国していたときもオランダと貿易していたから、外国人だけではなく誰に対してもオープンなんです。それに、当時は貴重だった砂糖も、長崎だけはふんだんに使えたから、カステラが生まれたんです。オレも夏になると、水に砂糖を入れただけのものをよく飲んでいました。そんな砂糖文化があるから、長崎の人は穏やかで柔らかい気質なんです。だから性格を抑えてまで都会のママ友に合わせる必要はありません。自分らしくがいちばんだと思いますよ。

p.84

結論は「長崎の人は砂糖文化で育つ」ww

蛭子さんの人生相談で面白いところは、間に蛭子さんの世間話が入るところ。しかも麻雀の話からの、長崎県民の気質に世間話からの世間話に発展しているのがおかしいw

しかしたまに、ええことも言うからみのがせない。「元カレが忘れられない」という相談者には、蛭子さんが亡くなった先妻さんのことを話して「“忘れられない恋がある”というのは幸せなこと」と結論しててグッとくる。

フリーランスが「若い人に仕事を取られて失業してしまうかも」って相談には、「稼げないのは修行の身。がむしゃらに働くべし」と身につまされる回答も。いくつになっても、稼げないのは修業中ってこと。んで、今の職種にこだわらず他の仕事もすればいい。

好きな回答を選んでみたw

あさよるが勝手に、蛭子さんのいい回答を選んでみたw 全体的に、ゆとり世代あさよるには沁みるぜw

「人生はうまくいく」と思ってることが間違い

自信を持たなければ自信を失うこともない

どうせ死んだらすべて終わり。死に方なんてどうでもいい

時間管理能力より手を抜くテクニックを磨け

つらいときこそ日常を大切に生きる

オレにとって尊敬できる人は競艇で勝たせてくれる選手だけ

最後に勝つのは高学歴より高収入

大事なのは、プライドよりお金をくれる人の顔色

仕事において大事なのは給料の出どころだけ

貧乏は恥ずかしいことじゃない。卑屈になるのがよくなだけ

人のお金で遊んで何が楽しいの?

「宇宙人はいる?」の答えは、ギャラが発生するなら「いる」

人の心はお金じゃ買えないが、オレの心はお金で買えます!

気をつけよう、自慢話は見透かされる

自分の評価は自分でするもの

自分以外の生物にはあまり興味が湧かない

フツーにスゴイ人なだけかもしれない

蛭子能収さんのエピソードって、テレビに出ている芸能人の中で異質に見えていたけれども、一般人にはこういう人いるよね?って感じですね。蛭子さんが特殊なのって、普通の人の感覚を持ったまま、芸能界でもそれなりのポジションにあるところなんだろね。

ちなみに、リリーフランキーとはキャラがかぶってるのに(イラストレーターとマンガ家)、彼の方がCMにたくさん出演していて心中穏やかではない様子。そしてここへきて「ひふみん」こと加藤一二三さんの台頭に戦慄し、おもわず蛭子さんも将棋を始めようとしてしまったらしい。たしかに「ふしぎな」「おじさん」「勝負師」であるw

蛭子さん語録が沁みるのは、単に蛭子さんが「有能なおじさん」で、意識高い系を刺激するのかもしれない。奥様とデキ婚してから、家族を養うために働いたエピソードなんて、誰でもできそうでできないのかもしれない。ちゃんとマンガ家としても成功してるしね。

関連本

『スティーブ・ジョブズ 1』/ウォルター・アイザックソン

『嫌われる勇気』/岸見一郎,古賀史健

『嫌われる勇気』|やらないための“言い訳”を作ってた…だと?

『幸せになる勇気』/岸見一郎,古賀史健

『幸せになる勇気』|平凡で「その他大勢」である自分の価値

笑われる勇気

笑われる勇気

笑われる勇気

  • 作者:蛭子能収
  • 出版社:光文社
  • 発売日: 2017-10-03

目次情報

まえがき
「笑われたくない」ではなく、「笑ってくれた」と思えばいい。

「笑われる」心得1
“ヒンシュク”は正しく買おう。

“ヒンシュク”の多い人生を送ってきました
「死んだら悲しい」と思う人は、せいぜい2、3人
孫の面倒を見るのは、女房の機嫌がよくなるから
子ども嫌いなのではなく、子どもに関心がないだけ
少年時代、駄菓子屋のおばちゃんのヒンシュクを買う
“自粛ムード”には抵抗したい
義理人情なんて、たんなる“気持ちの貸し借り”
女房が死んですぐ再婚を考えて、何が悪いのか
“空気を読む”ってなんですか?
“ヒンシュク”は、自由に生きている証し

蛭子能収のゆるゆる人生相談
「生き方」編

「笑われる」心得2
“きれいごと”は疑おう。

きれいなものの裏にはなにかる
コハダは本当においしいか?
凝れば凝るほどカレーライスはまずくなる
「がんばれ」はテキトーな言葉
仕事には“生きがい”なんてない
“個性”は伸ばせない
「成功」ってなんですか?
信じられるのは自分のアタマで考えたことだけ

蛭子能収のゆるゆる人生相談
「人間関係」編

「笑われる」心得
“自分のルール”で生きよう。

ホテル選びのこだわりは“ベッドからトイレに近いこと”
ファッションのこだわりは“ポケットが多いこと”
仕事では遅刻はしない“締め切りは守る”
競艇をするときに守るべき“3つのルール”
“曖昧なルール”だと自由を満喫できない
身に起きた出来事は“ネタ”だと思えば楽
人間とは“どうしようもない生き物”

蛭子能収のゆるゆる人生相談
「仕事とお金」編

「笑われる」心得4
“お金”には素直にひれふそう。

「ギャラが出るなら、なんでもやります」
“楽して金を稼げる”仕事が理想
すべての悩みはお金が解決してくれる
お金の力を信じているが、使うのは“好きなこと”にだけ
何歳になっても稼いでいたい

蛭子能収のゆるゆる人生相談
「人生いろいろ」編

あとがき
自由に楽しく生きるには、「自分を変えない」ほうがいい。

蛭子 能収(えびす・よしかず)

1947年10月21日生まれ、長崎県出身。長崎商業高校卒業。看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て、33歳のときに漫画家に。タレント、俳優、エッセイストとしても活躍中。おもな著書に、『パチンコ 蛭子能収初期漫画傑作選』『ひとりぼっちを笑うな』(ともにKADOKAWA)、『ヘタウマな愛』(新潮社)、『蛭子能収のゆるゆる人生相談』(光文社)などがある。

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