『マイセン―秘法に憑かれた男たち』を読んだよ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
マイセンの器で憧れのティーカップのイメージをコピックマーカーで描いたイラスト

マイセンの器で憧れのティーカップのイメージをコピックマーカーで描いたイラスト

食器や調理器具など、料理に関する道具もこだわりはじめると果てしがないようです。
カップだけでも、コーヒーカップにティーカップ。
普段使い用ととっておき用も使い分けたいところです。

ハーブティも淹れたいし、緑茶と前茶と抹茶用の器も欲しいところ。
そんなことをしていると、家中カップや器だらけになってしまいそうです。

どこかでケジメをつけて、自分は何を何個食器を持つべきなのか決めておかないと、収集がつかなくなるのが目に見えるようです。

使ってこその道具?使うのが「もったいない」道具?

我が家にも、引き出物やなんだで貰っては倉庫に収納され続けているアレコレがたんまりとあります。
中には、古伊万里やマイセンなんかの、見るだけで「高そう」な食器もあるようですが、「高いから」「割ってはいけないから」という理由で陽の目を見ません。
使ってこその道具だと思うのですが「使うのがもったいない」という心理が働くのでしょうか。

最近は少しづつ、これまで大事に仕舞っていた食器たちも日常使いに登場しつつあります。
良い品物にかこまれて生活するのは、リッチな気分になれますね。

王様でさえ手に入らなかった磁器

『マイセンー秘宝に憑かれた男たち』を読みました。
ここでは、マイセンのあの白濁した透明感ある磁器がヨーロッパで産まれるまでの出来事が物語のように、スリリングに綴られています。
しかし、これは作り話ではなく事実だというから驚きです。

中国や日本からヨーロッパへ輸入される白い器は、ヨーロッパでは金よりも価値のあるものだったそうです。
現代では、私たち庶民でもマイセンの食器を見たり、触れて使用することも多々あります。

しかし、かつては権力を縦にする王でさえ、焦がれても手にできない白い宝石でした。

そう思うと、普段なんとなく手にとっている器一つ一つにも、ものすごく価値のある物で、私たちは超貴重な体験を日々し続けているように感じますね。

 

マイセン―秘法に憑かれた男たち
ジャネット・グリーソン/著、 南條 竹則/翻訳
集英社
(2000)

SNSでもご購読できます。

コメント

コメントを残す

*