『ずらり 料理上手の台所』を読んだよ

憧れのキッチンに置きたい琺瑯のやかんやアルミのボウルなどのキッチン用品をコピックマーカーで描いたイラスト 読書記録

私の好きなテレビ番組の一つは、NHK「きょうの料理」です。
とても凝った料理から、定番の家庭料理、初心者でも作れそうな献立など、幅の広いラインナップで、毎日見逃せません。
司会進行役のアナウンサーと、料理人や料理研究家の先生との掛け合いも面白く、楽しみなことが多いのです。

特に私は、料理人の先生が、とても自宅で作れないような手の込んだ料理を作る回が好きです。
なぜなのか理由を考えると、プロの手際や技に見惚れているのかもしれません。
難しいことをしていなくても、手さばきが素早く美しく、見入ってしまうのです。

『ずらり 料理上手の台所』を読んだよ

『ずらり 料理上手の台所』では、21人の台所がきれいな写真とともに紹介されていました。
料理家やフードコーディネーターなど食に関わる職業の人もいれば、イラストレーターや主婦のこだわりの台所もあります。
どの台所も、よく使い込まれた道具と、よく磨かれたシンクや調理台に料理への思い入れを感じました。

私は料理を作るのは嫌いではないし、くいしんぼうなので、毎日一応調理はします。
ですが、調理器具や台所そのものに、愛着を感じることもなく、大切にも扱っていないと気付きました。
思えば、作った料理も、それを食べる行為にも、こだわりも持たず、なんとなく雑に済ませてしまっているように思いました。

本当は自分で作った料理だって、よく味わったらそれぞれ素材の味を、もっと楽しめるのかもしれません。

憧れの台所像を絞る

私に「理想の生活」があるとすれば、インテリアや素敵な食器類にも憧れますが、一番憧れるのは「清潔さ」です。
『本当に困っている人のためのゴキブリ取扱説明書』を読んで、ゴキブリの住み心地の良い「隙間」を知りました。
台所はその隙間の宝庫です。

この本で取り上げられていた台所は隙間は多くても、どの台所もピカピカに磨き上げられ、手入れが行き届いているのがありありと分かり、ときめきます。
常に使い込み、磨き続けることで、風通しもよく、清潔さを保っているのですね。
これから、私も理想の台所を実現してゆきたいので、使い込まれ磨きこまれた道具たちを見て、イメージが膨らみました。
掃除や料理のモチベーションアップのために思い出したら見返したく思います。

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(2007)

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