こんにちは。過去の自分の記事を見返して、冬の乾燥対策を今さら始めた あさよるです。記事と本を読み返したのは『今さら聞けないスキンケアの正解』でして、本の中に「美容液を使うべし」と書いてあって、めっちゃ久しぶりに美容液を買ってきました。で、やっぱ使うと肌がピーンと張った感じがして気持ちいいですよね。調子に乗って体にも塗っておいたw
ちなみに、新しく買ってきたのは「ちふれ化粧品」の「美白美容液 VC」です。肌断食と言いますか、長らくほぼスキンケアをしてなかったので、すごく久々で気持ちいいですw 安いし、詰め替え用もあるので、体にも使ってみようかしら……。
「艶」をつくる!
『佐伯チズメソッド 艶つやメイク』は、その名の通り「つや」を作るメイク法です。といっても、ペタペタと塗りたくるメイクじゃないのです。むしろ、汚れはしっかりと取り払い、筋肉をほぐし、むくみを取って、肉体そのものの「つや」を作るメソッドなのです。
佐伯チズさんには『頼るな化粧品!』という著書があります。これは、「化粧品は使うな」という意味ではなく、自分に都合の悪いトラブルを化粧品を塗ることで解消しようとすることへの警告です。体調管理や手入れを怠ってはいけないのです。『艶つやメイク』でも、シミが気になるからレーザーを当てようかというお客様に対して、きちんと対処すればシミは薄くなると説いています。
また、自分のコンプレックスも受け入れられるように、自分を変えていく大切さも。例えば、本書が最初に出版されたのは2005年で、当時は髪を明るいカラーに染め、目の周りを真っ黒に塗りたくるメイクが流行っていました。ブロンドの髪はステキですし、外国人のようなスッと細くて高い鼻や、大きな目も憧れます。だけど、自分の持っている姿かたちも同じように大事で、ステキだと思えるようになりましょう。「謙虚」なのか、日本人は自分の容姿を悪く思っている人が多いんだそうです。自信のなさや劣等感は見た目にも表れますから、どんどんネガティブに働いてしまいます。
自分に自信を持つためにも、自分をぞんざいに扱わずに、手間暇をかけてみるのも良いですね。脳科学者の中野信子さんの著書『科学がつきとめた「運のいい人」』でも、運のいい人や世界で活躍する人は、自分を大事に扱うと紹介されていました。
普段は素材を見せるメイクで
佐伯チズさんが推奨するメイクは、ナチュラルメイク。もちろん、特別な日は華やかに着飾ればよいのですが、普段の日常メイクは抑え目に。で、佐伯チズさんは、日焼け止めと乳液、ファンデーションを混ぜて使う時短アイデアを提唱なさっているのですが、これって今でいう「BBクリーム」ですよね。
また、化粧品を塗るときも、顔のマッサージと同時にすれば時短になります。
佐伯チズさんは自分の身だしなみに手を抜かない、その代わりに時短できるものは同時進行で、ながらの美容を提唱しておられます。特に、朝の身支度は時間との勝負ですが、佐伯チズさんはスキンケア、マッサージからメイクまですべての工程を20分で終えるというからビックリ!
メイクオフに時間をかける
かなりのページを割かれているのは、メイクオフや洗顔について。雑誌やメディアでは、メイクをする、化粧品を塗ることはたくさん紹介されていますが、メイクオフについては情報が少ないですよね。
現在では「洗いすぎは良くない」「こすってはダメ」とのコスメの宣伝文句が多いのですが、本書が出版されたころは「ダブル洗顔」「汚れを残さない」というのが主流で、ゴシゴシと洗剤で「洗いすぎ」な人が多かったそう。今は反対に、「洗えていない」ことが多いと聞きますし、「洗いすぎはダメ」も「ダブル洗顔」も化粧品の売り文句なのですが、それに振り回されるのもいただけません。またオイルクレンジングもNGらしいのです。
例えばメイクに30分時間をかけたなら、クレンジングもそれと同じかそれ以上の時間をかけて。
メイクやメイクオフの手順は、巻頭にカラー写真で収録されています。
ていねいに、しっかり、きちんと
本書の巻頭には、佐伯チズさんのオススメのコスメやアイテムが収録されています。見ているだけで心トキメク一覧なのですが、その中で「ハッ」と身につまされたものを。
それは「エチケット7」という名前で、持ち歩きする用品がまとめられていました。
- お気に入りのハンカチ
- 綿棒や爪切りを入れた容器
- ハンドクリーム
- 食後に噛むガム
- お手拭き
- ソーイングセット
- 保冷剤をタオルハンカチで包んだもの
はてさて「持ってて当然」と思われる方と「レベル高ぇな」と思う人といらっしゃると思います。あさよるは……ハンカチと、時々ハンドクリームを持ってるくらいですね……(;’∀’)> こういう、ハプニングのときにサッと涼しい顔で対応できるのって素敵だと思います。絆創膏とソーイングセットくらい持っておきたいと思いました。
佐伯チズさんの美容のお話って、自分を丁寧に扱って、しっかりと最後まで、クレンジングをして、マッサージをして、体を休ませて……ということを仰っています。自分にコンプレックスがあるのなら、化粧品や整形手術の技術に頼るのではなく、マッサージをしたり手をかけて、いたわって「変えてゆく」ってこともできます。顔や体って、時間をかければどんどん形が変わってゆくんですね~。
チズさんのお話は、単に上辺のメイクや造作の話だけでなく、考え方や自分との向き合いかた、自分を大切に扱うことなんかに重点が置かれていて、いつも背筋がピッと伸びる気持ちです。
関連記事
佐伯チズさんの本
美容や健康に関する本
- 『米澤先生に聞く、肌のホントのことウソのこと55』/米澤房昭
- 『肌断食 スキンケア、やめました』/平野卿子
- 『糖質をやめられないオトナ女子のためのヤセ方図鑑』/森拓郎
- 『美人はコレを食べている。~食べるほど綺麗になる食事法』/木下あおい
- 『あなたは半年前に食べたものでできている』/村山彩
佐伯チズ メソッド 艶つやメイク
目次情報
はじめに
第1章 佐伯式メイク理論
なぜ女性はメイクをするのか
もっと自分を褒めましょう
心も変えるメイクの魔法
つけたら、取る
オイルクレンジングは、「老いる」クレンジング
改めて、ダブル洗顔について
くすみ知らずのスクラブ洗顔
いい女は目の中、口の中まできれい第2章 メイクを始めるその前に
食べてきれいになる
あなたの顔、ゆがんでいませんか?
冷えは美容の大敵です
サウナでは、きれいになれません
永遠のテーマ「美白」について
リンパマッサージで体内浄化を
「顔は変わらない」なんてウソ
プルプル肌にはとにかく水分を!
力の入れどころ、抜きどころ
肌断食という素晴らしい美容法第3章 スキンケアしながらメイクする
佐伯式「スキンケア・メイク」
くずれない「土台づくり」とは
「UV」「SPF」の意味を理解していますか
リキッド・ファンデーションの色選び
唇に艶を!
グラデーションは「淡い色」から
「顔の額縁」はグレーで第4章 知って得するメイクの極意
それでもラメ入り、使いますか?
迷ったときは、テラコッタカラー
つけまつげで変身を楽しむ
世界に誇る日本の豊かな色彩感覚
化粧品カウンターは怖くない
コンシーラー不要論
スポンジとチップは雑菌の温床
究極の艶つやメイク第5章 知的な女性になるために
日替わりの恋を!
あなたのチャームポイントは?
なぜ茶髪? なぜ中間色?
欠かさない肘とかかとのケア
メイクはがんばりすぎないほうがいい
「電車メイク」をおやめなさい
肌過食が「おデブ肌」を招く
メイク直しに「あぶらとり紙」はいらない高級化粧品はやっぱりいいのかおわりに
佐伯 チズ(さえき・ちず)
1943年に生まれる。OLを経て美容学校、美容室勤務ののち、1967年、フランス化粧品メーカー、ゲラン入社。その後、渡米などを経て1988年、パルファン・クリスチャン・ディオールのインターナショナル・トレーニング・マネージャーに就任。美容部員の指導のかたわら、年間2000人以上の女性の肌に触れ、トラブル解消に努めてきた。
2003年6月、クリスチャン・ディオールを定年退職後、エステティックサロン、「サロン・ドール・マ・ボーテ」を開業。現在は2004年10月に自らがプロデュースした東京代々木の総合美容施設「ビューティータワー」内にサロンを構え、現在エステティシャンとして活躍中。(中略)また2004年末より、美容のプロを目指す人と美容についての知識を深めたいという一般女性が学べる「佐伯チズチャモロジー(魅力学)・スクール」を開校。
著書には『佐伯チズのスキンケア・メイク入門』『DVD版 佐伯チズの「手のひら」スキンケア・メイク』『美肌革命』『美肌食』『美肌塾』『美肌の花道』(以上、講談社)、『佐伯チズ メソッド 肌の愛し方 育て方』『美肌手帖』『頼るな化粧品』(以上、講談社+α文庫)などがある。
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