【書評/レビュー】西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を読んだよ

生きてゆくのに大切なお金と財布をコピックで描いたイラスト 読書記録

私はなんでもホイホイ安請け合いするくせに、その分の代金を回収するのが苦手です。
手を貸したり手伝いはするのに、その労働の対価をもらえないんです。
そう、お金を稼ぐのが下手なんですね。

そんなことをずっと続けていると、なんだかその内、人との付き合いも嫌になってしまいます。
「タダ働きさせやがって」と思いながら相手と付き合い続けるからです。
でもきっと、悪いのは相手じゃなくって、私がタダでできること・できないことを明確にせうず、ホイホイ何も考えずに請け負っちゃうせいです。
今後は気をつけようと思います。

貧乏も不幸もどんどん連鎖する

『この世でいちばん大事な「カネ」の話』を読みました。
西原さんが読者に語りかけるように、自身の経験を交えながらお金の大事さ、働くことの大事さを説いています。
また、貧困の連鎖、不幸の連鎖についても、とても素朴な表現で書かれています。

貧乏から、不幸から、もう逃れられない

本書では、お金のない苛立ちがお酒やギャンブルへ駆り立てる例を、西原さん自身の体験も交えて書かれていました。
私は幸いお酒や賭博、悪事や犯罪に手を染めずに済んでいますが、万年過労気味でいつも自分の体を酷使し続けていました。
これって、自分で自分の体を傷つけてるのと同じだなぁと思います。

自分の体に鞭打って働いても、じきに限界が来てしまいます。
働けなくなるとお金はなくなるので、結局は私も、しっかりと負の連鎖の中に居るんだろうと思います。
悲しいですが、この連鎖からは、はなかなか抜け出せないんですよね。

お金がほしい!そのために働く!

「負の連鎖の中にいる」と気付いた限りは、どうにかここから抜け出したい。
そのためには、お金を稼ぎたい。
お金を稼ぐために、脇目もふらず働きたい。

シンプルなことです。
が、私はごちゃごちゃ考えすぎていました。

脇目もふらず働くためには、まずは自分の体を大切にしないといけません。
これまで自分の体を大切にしていなかったということは、どんどんお金の無くなる努力をしていたってことです。
まるで考え方が逆転していました。

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この世でいちばん大事な「カネ」の話

西原 理恵子
角川書店
(2011)

コメント

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