『単純な脳、複雑な「私」』|心は身体の外にある!?

『単純な脳、複雑な「私」』挿絵イラスト 40 自然科学

こんにちは。あさよるです。本を読む楽しみって、自分の中の常識が覆されるような事実に出会って、ワクワクする体験が待ち受けていることです。今日読んだ『単純な脳、複雑な「私」』も、自分の常識や概念が吹っ飛びました。本書の面白いところは、読む前より読了後の方が、頭の中が「???」でいっぱいになるところです。「私」とはなんだ? 自分の「意志」はどうなってるんだ? なんとなく感覚的に感じている「私」も「意志」も、科学的に見ると全く違っているだんて!

本書は高校生相手に脳についての授業をするという形式で構成されているのですが、聞き手の高校生たちは秀才ばかりだ。面白くてどんどん読み進められる内容ですが、ややこしい話の連続で、話についていくのは難儀をします。ナメてかからず、ドシッと構えて、そして好奇心全開にしてお読みください(^^)/

「私」はどこにいるの?

私とはなんだろう、心はどこにあるんだろうと考えたことは誰しもあるでしょう。「心は脳にあるんだ」と結論付ける人が多いだろうと予想しますが、どうも脳科学的には「心は脳にある」とは言えないみたいです。脳は、頭蓋骨に囲まれ閉ざされた空間にあります。脳は身体から入ってくる情報で、外部の情報を察知しています。脳が「自分」を認識するのは複雑です。脳が外部にアプローチを取り、外部から自分を俯瞰したときはじめて「自己」が認識されます。

 いったん脳から外に向かって表現して、それを観察して心の内側を理解するというのは、一見すると、ひどく面倒な手続きを踏んでいるように思えるよね。だって、自分の脳なんだから、いきなり脳の内部に、脳自身がアクセスすればいいのに、なぜ、こんな無駄と思える二度手間をわざわざ踏むのか……。
おそらく、進化の過程で、動物たちは他者の存在を意識できるようになった。そして次のステップでは、その他者の仕草や表情を観察することによって、その行動の根拠や理由を推測することができるようになった。他者の心の理解、これが社会性行動の種になっている。
しかし逆に、この他者モニターシステムを、「自分」に対しても使えば、今度は、自分の仕草や表情を観察することができるよね。すると、他者にたいしてやっていたときのように、自分の行動の理由を推測することができるようになる。これが重要なんだ。
僕は、こうした他者から自己へという観察の投影先の転換があって、はじめて自分に「心」があることに気づくようになったのではないかと想像している。

p.180-181

自分の外にあるものを観察している内に、自分を発見する。そして、自分の仕草や表情などの行動を観察していると、そこに「心」を見い出すのではないか、という想定ですね。

不思議なことに、我々は考えるよりも先に、脳は「身体が動いている状態」になって、それを観測し、「身体を動かそう」と意識するというのです。感覚的には意志があって行動に促されるように感じますが、順番が逆なのです。

同じように、行動をしてから、後から行動の理由を作り、つじつま合わせをしてしまいます。例えば、一瞬体が触れた異性に対して好意的に感じたとき、体が触れたのは一瞬ですから意識に上らず、「笑顔が素敵だ」なんてそれらしい理由をつけてしまいます。有名なのが「吊り橋効果」です。高い吊り橋の上で居るような、身体が緊張してドキドキする環境にあるとき、体は「なぜドキドキするのか」という理由を探します。そのとき、異性と一緒にいるのなら「恋をしているからドキドキするのだ」と解釈してしまうというもの。

身体的な感覚が脳に入力され、後からその理由付けが行われます。

脳を知るほどワカラナクナル……

本書『単純な脳、複雑な「私」』を読むと脳のことがよくわかる……とは真逆。脳の不思議な働きに触れて、ますます脳、ひいては「私」が一体何なのかわからなくなる読書でした。どうやら、脳は頭蓋骨の中に納まっていますが、「私」という存在は身体だけでなく、身体の外側にまで広がっているようです。

みなさんは幽体離脱を経験したことはおありでしょうか。実は、幽体離脱も脳に刺激を与えることで科学的に作り出せるそうです。あるいは、サッカー選手が試合中、サッカーフィールドを上から俯瞰したように全体を把握しているという話があります。プロサッカー選手とまではいかなくとも、似たような感覚なら思い当たるかもしれません。例えば夜中、誰もいないハズなのに背後に人の気配を感じて、自分が一歩踏み出すとその気配も一歩前進し、自分が腕を上げると気配も腕を上げ……って、コレ、自分の気配を自分が察知してしまっているのですが、「心」と「身体」が離れてしまっている例です。

どうも、「心」は「肉体」の中に宿っているとは限らないようです。

『単純な脳、複雑な「私」』挿絵イラスト

脳の仕組みは単純だが……

タイトル『単純な脳、複雑な「私」』とある通り、脳の仕組みを知ると、脳自体は外部からの刺激に反応して、単純な構造をしているようです。しかし「心」とか「私とは」と考えると、一気に複雑になります。「この世界は水槽の中に浮かんだ脳が見ているバーチャルな世界かも」という思考実験がありますが、あれを可能にするには、人為的に身体的刺激を与え、外部の情報を入力して初めて「自己」を認識するということ……なのか? ややこしくてワカラン。

よく生き物の構造を知って「生命スゴイ」モードになることがありますが、生物の構造にも結構ムダが多いそうです。人間の身体の仕組みもパーフェクトに効率化されているわけではなく、突貫工事的に手荒な部分もあるそう。だから、脳の仕組みもこれが完成形ってワケでもないし、欠陥もあって、思い違いや勘違いをたくさんします。

以前にあさよるネットでも紹介した『脳はバカ、腸はかしこい』でも、同じような記述がありました。脳はすぐに間違うし、勘違いして反応しちゃう。脳よりも腸の方がお仕事キッチリ堅実で、そして腸のコンディションが脳を動かしているという話です。

また「自由意志」という概念も否定されます。意志より先に身体が動く状態になるんですから、「自由意志」はありません。しかし「自由否定」はあります。動こうとする身体を意志により止めることができるのです。この話、夜食でカレーを食べてしまうより前に読んでおけばよかった……夜食にカレーはいかんでしょ。

ゆらぎが道を開く

あさよるが面白いと感じたのは「脳のゆらぎ」の話です。プロゴルファーが、同じ条件でボールを打っても、上手くボールが飛ぶ時と失敗するときがあります。それはなぜか。外部の条件が同じならば、脳に変化があるからです。脳の状態は常に揺らいでいて、同じ状態をキープできません。だから出力が違ってしまうのです。

脳の揺らぎは生物にとって有利に働きます。アリさんがエサを見つけて行列を作ってるとき、脳のゆらぎによって列をはみ出す個体が現れます。一見するとこんなヤツがいると群れにとって非効率な気がしますが、列を抜けるアリはフラフラと歩きまわり、エサへの最短ルートを発見するかもしれません。列から抜け出し他のルートを探し始める個体がいることは、結果的に群れに貢献します。同じようにパチンコを打っていて、突っ込んでるのになかなか出ない時、ふと「違う台へ移ってみよう」と思うのが脳のゆらぎだそうです。

「ゆらぎ」によって、別の選択肢を模索できるんですね。あさよるも、ゆらぎに従って行動しようと思いましたw

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池谷裕二さんの本

脳科学の本

単純な脳、複雑な「私」

目次情報

はじめに

第一章
脳は私のことをホントに理解しているのか

1-1 今ここに立っている不思議
1-2 意識は私の全部じゃない
1-3 手を見れば、理系か文系か判断できる?
1-4 指の長さと同性愛
1-5 天然パーマはIQが低い!?
1-6 風邪薬を飲んで熱が下がる、これって因果関係?
1-7 だれもが知っている富士山を描いてみれば
1-8 脳の活動がすべて
1-9 ありもしない色が見えてくる
1-10 脳を記録すれば心は読める
1-11 脳を覗かれる
1-12 点の動きに生命を感じる
1-13 脳の早とちりは生存戦略にぐっと有利
1-14 人の顔など半分しか見てない
1-15 「恋の拘束」と変貌盲
1-16 本気なのにこじつける、知らぬ間に嘘をつく
1-17 「どうして私のこと好きなの」と訊かれたら
1-18 長時間一緒にいれば好きになる?
1-19 吊り橋上の告白は成功率が高い?
1-20 行動と感情が食い違う
1-21 報酬系・テグメンタが快楽を生む
1-22 「あんな人と付き合うのはやめろよ」は有効か
1-23 心の底からバカになって恋人を選ぶ
1-24 サブリミナルが教える「やる気」の正体
1-25 「勘」をサイエンスが扱うと
1-26 ひらめきは寝て待て
1-27 なぜか答えだけわかる
1-28 わからないのにできる
1-29 無意識で、自動的で、しかも正確
1-30 理由はわからないけど「これしかない」という確信が生まれる
1-31 ノンヴァ―バル・コミュニケーションの性差
1-32 人生経験は直感を育む
1-33 グッドエイジング、すなわち勉学へのスイッチ

第二章
脳は空から心を眺めている

2-1 脳研究って何だろう
2-2 「役立つ」以外にも記憶の役割がある
2-3 突然、効果を思い出す
2-4 世界はわずか5分前にまるごと創造された?
2-5 昨日の自分と今日の自分は同じ?
2-6 日常は根拠のない自信に満ちている
2-7 部分から全体を類推する
2-8 自由に世界を受け取ることなんてできない
2-9 逆さメガネにもやがて慣れてしまう
2-10 目のレンズが生み出す世界像は天地が逆!
2-11 脳が反応する世界が、世界のすべて
2-12 「正しさ」は、記憶しやすさに規定される
2-13 子どもの描く世界地図は歪んでいる。正しさの基準
2-14 「正しい」は「数寄」の言い換えにすぎない
2-15 子どもはなぜ甘いものが好きか、大人はなぜビールを好むか
2-16 好きになることは、脳の回路が変化すること
2-17 ネズミもカンディンスキーの絵画が好きになる?
2-18 好みは操作される?
2-19 見えたという気がしないのに、わかってる
2-20 「たしかに見えました」は当てにならない
2-21 記憶そのものがすり替わる
2-22 強烈な無意識の作用を実感する
2-23 「がんばれ!」の効果は絶大
2-24 身体は真実を知っている
2-25 脳は体を介して、自分の置かれた状況を把握する
2-26 お金をたくさんもらうと仕事は楽しくなくなる?
2-27 感情を操作して行動に合わせる
2-28 右脳と左脳をつなぐ神経の束を切断すると
2-29 無意識に言葉を理解できる?
2-30 理解して表現するのか、表現を見てはじめて理解するのか
2-31 日常生活は作話(意味のでっち上げ)に満ちている
2-32 記憶は「時間の流れ」もつくり出す
2-33 僕らは「自分が道化師にすぎない」ことを知らない
2-34 作話には生存戦略上、大きな効能がある
2-35 僕らはヒトになるべく生まれてはいない
2-36 人間と動物の境界線
2-37 他人の心が理解できるのはなぜ
2-38 「心が痛む」ときは、脳でほんとに痛みを感じてる
2-39 僕らの「心」の働きは、進化の過程の「使い回し」
2-40 自分か他人かを区別できなくなる
2-41 幽体離脱を生じさせる脳部位がある
2-42 他人の視線から自分を眺められないと、人間的に成長できない
2-43 他人の眼差しを内面化できるのが人間
2-44 僕らは自分に「心」があることを知ってしまった

第三章
脳はゆらいで自由をつくりあげる

3-1 少しは脳の気持ちにもならないと
3-2 僕らの「心」は環境に散在する
3-3 本当は脳にニューロンはいくつあるのか?
3-4 ふたつの壮大なプロジェクト――脳は解明し尽くす?
3-5 僕らのDNA情報はCD1枚に全部収まってしまう
3-6 進化の過程で、動物のパーツを使い回してヒトが完成した
3-7 ネズミは〈どのくらい前に〉と〈いつ〉を区別できるか?
3-8 生物は、意外に簡単に地球上に生まれてしまった
3-9 有機物は、原始的な地球上でいともたやすく生まれた
3-10 生物=自己複製するもの?
3-11 生物=いずれ死ぬもの? トートロジーの悪魔
3-12 生物=外部エネルギーを活用するもの?
3-13 生物=親があるもの?
3-14 生物=環境適応するもの?
3-15 完璧なアンドロイドを、人間と区別する理由はあるか?
3-16 違和感なく「生命」だと感じたら、それは「生命」
3-17 「自分は理解しているぞ」と自分で感じたら「理解している」
3-18 隣人は「この赤」を、同じ「赤」と見ているのだろうか?
3-19 感覚神経は、ため息が出るほど美しい――耳の構造
3-20 耳は「有毛細胞」を備えたナノテク装置
3-21 トウガラシから見つかった「熱さ」を感じるセンサ
3-22 「熱さ」と「冷たさ」、元は一緒のチャンネルの使い回し
3-23 もっとも原始的な器官で400種類をかぎ分ける――臭覚の構造
3-24 感覚の中の例外――寝てる間も働く嗅覚
3-25 君の〈赤〉と、隣の人の〈赤〉は同じか? ふたたび
3‐26 個人差よりも、大雑把な構造の類似性がポイント
3-27 目の網膜は進化の失敗作をそのまま使っている
3-28 ヒトは3原色の世界、昆虫や鳥は4原色の世界
3-29 〈目〉の誕生は5億年前
3-30 目を介さずに、大脳皮質で直接「光」を見る?
3-31 「見える」の定義を更新するテクノロジー
3-32 世界ではじめて赤を見たネズミ――ヒトの脳を開拓する時代
3-33 僕らは本当に自由なんだろうか
3-34 本当は脳に操られているだけ?
3-35 脳内反応はすべて美しい方程式で記述できるとしても
3-36 「動かそう」と意図したときには、脳はもう準備を始めている
3-37 自由意志は生き残れるか?
3-38 自由の条件とは
3-39 他者に制御されているのを知らなければ、それは「自由」である
3-40 自由意志の「存在」よりも、自由意志の「知覚」こそがポイント
3-41 意図を生みだす中枢
3-42 エイリアン・アーム・シンドローム
3-43 ひとつの脳に複数の人格が同時に存在する驚き
3-44 頭から取り出されても、脳は活動し続ける
3-45 脳のゆらぎを目の当たりにする
3-46 ゴルフ・パットの成否は、脳を見れば予測できる?
3-47 「入力+ゆらぎ=出力」という計算を行うのが脳
3-48 行動の直前の脳の状態が、成否を握っている
3-49 脳の内面がモノの「見え」を規定する
3-50 「君は30秒後にミスをする」
3-51 脳の「ゆらぎ」が僕らを決定している
3-52 僕らにある「自由」は、自由意志ではなく自由否定だ
3-53 〈手を上げる〉から〈手が上がる〉を引き算すると何が残るか、ふたたび
3-54 自由否定の生まれる場所
3-55 実際に「動く」よりも前に「動いた」と感じる
3-56 僕らは常に未来を知覚してしまう
3-57 僕らは未来から情報を借りている
3-58 現在の情報を使って、過去に欠落していた情報を埋め込む
3-59 フレキシブルな脳内時計
3-60 僕らは、行動の結果を想定してから動く――記憶は未来志向
3-61 僕らは、縦方向と横方向を均等に扱ってない――空間も歪む
3-62 僕らの知覚している「世界」は、脳の可塑性を通じて、後天的に形成された
3-63 可塑性の高いものが淘汰に打ち勝つ――進化のステージ1
3-64 多様性を失った種は滅びる――進化のステージ2(最終段階)

第四章
脳はノイズから生命を生み出す

4-1 脳の「ゆらぎ」は何の役に立っているのだろう
4-2 アリはどうやって行列をつくるか?
4-3 ひねくれアリの存在理由、優等生だけではやってはいけない
4-4 航空会社が採用したアリのエサ運搬システム
4-5 情報の利用と収集の切り替えを担うのが「脳のゆらぎ」
4-6 ノイズのおかげで検出できるようになる情報
4-7 ニューロン(神経細胞)は積分マシーン
4-8 ニューロンを鹿威しに見立てる
4-9 ニューロンの出力ではなく、シナプス入力がゆらいでいる
4-10 連鎖する回路――フィードフォワード
4-11 脳は、ノイズをエネルギーに変えて、秩序ある世界を生成する
4-12 わずか20ワットの電球と同じ電力で脳は動く
4-13 情報を前の層に戻す回路――フィードバック
4-14 ランダムなノイズから生み出される美しい秩序――創発
4-15 活動するニューロンの「島」がうねうねと動いていく
4-16 睡眠中の脳の活動は、発火と静止の規則正しい繰り返し
4-17 回路なしの単体でも創発は起きる
4-18 自分が書き換えた環境が、巡りめぐって自分の行動に影響する
4-19 ふと強靭な意思を持ったように、行動パターンを変える回路
4-20 遺伝子は生命の「設計図」じゃない!
4-21 ニューロンがつくり出す優しく、浮遊感のある音楽
4-22 人間社会にも存在する共通の法則――ベキ則
4-23 生成の「ルール」の存在を予見させるベキ則
4-24 脳のベキ則はネットワークの構造から生まれる
4-25 回路の構造+ノイズ=機能
4-26 ゆらぎを意志でコントロールできる?
4-27 意志的にゆらぎをつくれるか?
4-28 僕らの「心」はフィードバックを基盤にしている
4-29 「脳」を使って「脳」を考える――リカージョンと入れ子構造
4-30 サルは「24783」という数字を理解できるだろうか?
4-31 地球上で「有限」というものを理解している唯一の動物
4-32 単純な脳、複雑な「私」――リカージョンの悪魔
4-33 自分のことは実は自分が一番わかってないかもしれない――3日間の講義を聞いて
4-34 感情や嗜好も、実は知らぬ間に条件づけられている
4-35 汎化によって好き嫌いの世界観が形成される
4-36 「自由」は感じるものであって、本当の意味で「自由」である必要はない
4-37 脳研究は、学問横断型の接着剤
4-38 ラッセルのパラドックス――リカージョンは矛盾を生む
4-39 脳研究は、答えに行き着けないことを運命づけられた学問

付論
おわりに
参考文献
謝辞

池谷 裕二(いけたに・ゆうじ)

1970年、静岡県藤枝市生まれ。薬学博士。現在、東京大学大学院薬学系研究科准教授。科学技術振興機関さきがけ研究員。堅実な実験と、斬新な視点に立った研究が国の内外を問わず、多くの人を惹きつけている屈指の脳研究者。記憶のメカニズム解明の一端として「脳の可塑性」に注目し、論文や学会に精力的に発表を続ける。2006年に日本薬理学会学術奨励賞と日本神経科学学会奨励賞、2008年には日本薬学会奨励賞と文部科学大臣表彰(若手科学者賞)を受賞。一方で、最新の科学的知見を一般に向けてわかりやすく解説する手腕は圧倒的な指示を集めている。主な著書に、『海馬』(糸井重里氏と共著、朝日出版社/新潮文庫)、『進化しすぎた脳』(朝日出版社/講談社ブルバックス)、『ゆらぐ脳』(木村俊介氏との共著、文芸春秋)、『のうだま』(上大岡トメ氏との共著、幻冬舎)などがある。

コメント

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